大会主旨
日本を走る理想の旅自転車を作る。
制作者が考える理想の旅自転車を具現化する
● 自転車作りの技とアイディアを競う
● 自転車を使った旅を模索・提案
● 仕様は自由(諸法令は遵守)
大会コンセプト
Japan Bike Technique(以下JBT)は旅自転車製作のアイデアと技を競う大会です。
JBT2025大会では製作者の自由な発想・挑戦を促すべく、素材、車輪径、必要装備等の規定を廃し新しい旅の自転車の姿を模索する挑戦を歓迎します。
また、e-Bikeについてもカテゴリー分けをせず、人力による通常車用と同じ土俵での評価とします。
JBT2025では、新しい試行として、ビルダー・ショップとは別に一般の方が、フレーム(オーダー制作・マスプロメーカ製を問わず)購入し、組立・制作した車両の参加を受け入れるべく「オープンクラス」を新設しました。
ビルダー・ショップに対し、一般の方の挑戦を加える事で、発想の幅を広げ、お互いの刺激になることを目指します。
大会内容
開催日程
2025年6月28日(土曜日)~2025年6月29日(日曜日)
開催場所
メイン会場:長野県 上高井郡 高山村 You游ランド
〒382-0821 長野県上高井郡高山村牧73
https://shinshu-takayama-onsenkyo.com/facility/youyouland-2/
サブ会場:長野県 上高井郡 高山村 山田牧場キャンプ場 ステージ
(以下説明中では「ヤマボク」と記載)
〒382-0816 長野県上高井郡高山村山田温泉3629
https://yamaboku.co.jp/greensite/
スケジュール
一日目:2025年6月28日(土曜日、雨天決行)
時間 | 内容 | 会場・場所 |
---|---|---|
09:00 | 開場 | メイン会場 |
09:00~11:30 | 車検・計量 | メイン会場 |
11:30~12:00 | 開会式 | メイン会場 |
12:45 | スタート準備 | メイン会場前私道 |
13:00 | Day1 Ride スタート | メイン会場前私道 |
13:00~16:30 | Stage-1:ヒルクライム You遊ランド→笠岳峠 | 一般公道上 |
15:00~18:00 | プレゼンテーション(Stage1ゴール順、サブ会場) | サブ会場 |
18:00 | Day1解散 | サブ会場 |
二日目:2025年6月29日(日曜日、雨天決行)
時間 | 内容 | 会場・場所 |
---|---|---|
03:45 | 集合 | サブ会場(駐車場) |
04:00 | Day2 Rideスタート | サブ会場(駐車場) |
04:00~08:00 | Stage-2:ダウンヒル&ヒルクライム 山田牧場-DH→林道日蔭線始点-HC→林道中日影線終点 林道中日影線終点8:00で足切り | 一般公道上 |
06:00~10:00 | リエゾン:林道中日影線終点→毛無峠 毛無峠10:00にて足切り | 一般公道上 |
07:00~11:00 | Stage-3:ダウンヒル 毛無峠-DH→林道湯沢線始点(山麓側) | 一般公道上 |
08:00~11:30 | 快適性試験(林道湯沢線始点(山麓側)付近) | 一般公道上 |
08:30~12:00 | Day2 Rideゴール | メイン会場 |
08:30~12:30 | 走行後車検、輪行審査 | メイン会場 |
12:00~13:00 | 集計 | メイン会場 |
13:00~13:45 | 結果発表、講評、表彰 | メイン会場 |
13:50~14:00 | 閉会式 | メイン会場 |
要求仕様
- 一泊二日の快適かつ安全な自転車旅を実現する自転車を制作して欲しい。
- 獲得標高2000m級、未舗装路を楽に走破できる様にして欲しい。
- 牧場沿い道路を走るので、動物の落とし物が体に跳ね付かない様に工夫して欲しい。
- 公共交通機関を利用した移動に対応できるようにして欲しい。
- 荷物は体につけなくて済むようにして欲しい。荷物を壊れない様に運びたい。
荷物はワインボトル2本(ガラス製、中身入り、720ml)および
温泉饅頭(1パック8個入り)で模擬します。
ストーリー
都市在住者が信州に一泊二日の予定の自転車旅行に行くシーンを想定します。
都市部から新幹線及び地方私鉄を乗継、須坂駅まで電車輪行で移動。
須坂駅を起点に高山村に残るグラベルルートと峠群を走ります。
途中山間にある温泉宿に宿泊します。
風景やグラベルライドを楽しんだ後、須坂駅に戻り電車輪行で帰宅するストーリーを模擬します。
(実際のスタート&ゴール地点は「You游ランド」になります)。
留意事項
- 一般公道を使用します。道路交通法等 法規の遵守を最優先とします。
- 標高差が大きいルートを設定しています。海面との標高による温度差は理論上12℃となります。また雨天でも開催しますので、降雨対策が必要です。これら降雨・防寒装備を必ず携行し必要に応じ使用してください。
- 大高度差(獲得標高2000m級)かつ中距離(約90Km)のルートを走行しますので、補給(食料、特に糖質)は必須と認識してください。かつ、途中で水の確保は難しいと認識してください(過去にハンガーノックと低体温症でリタイヤが発生しています)。
- 装備の積載方法、積載場所、分割搭載等は自由としますが、着用時以外の身体への装着は禁止します。
- ルート上に立哨や案内板は置きません。事前に配布したGPXデータを用いGPS等によりライダー自身でナビゲーションしてください。ルートミスによるペナルティは設けませんが、チェックポイント不通過は失格となります。また、チェックポイントにおける足切りタイムにより失格となる可能性
制作規定
基本規定
- 車体については公益法人日本交通管理技術協会が規定する「普通自転車」の形式認定審査基準を満たす必要があります。。
https://www.tmt.or.jp/examination/index3.html - 灯火については、「東京都道路交通規則 第9条(軽車両の灯火)」を満たす必要があります。
https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/g101RG00002199.html#e000001162
追加・除外規定
上記基本規定について、以下について除外・追加の規定を設けます。
- 鍵、スタンドの装備および形式番号、認定表示は求めません
- 車体幅60cm以下との規定を除外します(ハンドル幅などがこれを越えても構いません)
- 必要装備を携行可能とする自転車に装着されたバッグ等積載
・用具の装備乗員の身体に装着する形式(ザック等)の利用は禁止します。
・ただし、携帯電話や補給食等小物の装着用は容認します - 必要と思われるツール、補修パーツ
- 走行ルートおよび現在位置を確認可能とする装備(地図またはGPS装置)
- 輪行対応可能であること。③の装備も一緒に輪行する必要があります。
・車両の輪行袋収納時のサイズは三辺合計250cm以内および長辺200cm以内とします。 - 全区間での前照灯・尾灯の点灯を義務とします。点滅は認めません。
- 前照灯・尾灯共、持続時間(4時間以上)を有する事とします。
- 輪行時、輪行袋収納時のサイズ以下を満たす必要とします。
・縦横高さの合計250cm以内および長辺200cm以内 - 構成部材の素材・デザイン・装備については規定を設けません(自由)。
・フレームに使用する素材は自由です。素材の違いにより採点に差が出る事は有りません。
・ホイールサイズ・タイヤサイズは自由です。
・ドロヨケ、キャリアの有無、ダイナモ給電の採用は自由とします。採用の有無により採点に差が出る事は有りません。
・採用パーツの生産国による採点への影響は有りません。 - ダウンヒル区間は斜度のある未舗装路となります。安全性を考慮した設計・パーツ選択にしてください。
参加規程
ライドルート上では、車体とライダーのみでの自己完結を鉄則とします。
- 走行中、一切のサポートを受ける事を禁止します。違反した場合は失格とします。
・これに対応する為の用品の携行・装着及び対応するための知識・技術を必須とします。
・Day1のRide-1終了のメインテナンスは許容します。 - 装備のライダー身体への装着を禁止します。ただし、以下は例外とします。
・安全装備(グラス、ヘルメット、グラブ、携帯電話)
・衛生用品(ハンカチ・タオル、紙類)
・雨具・防寒着の着用(使用時以外は身体への装着不可) - 輪行に必要な用品、およびその携行。
- 安全走行に必要な装備の携行・装着。ヘルメットの着用は必須とします。
- 走行ルートを確認可能なGPS装置の装備と使用を求めます。
・JBT2025ではルート上に案内版及び立哨は設けません。
・事前にルート情報としてGPXファイルを配布します。
ライダー規定
ライダーに対する規定は設けません。大標高差+悪路を走破可能な体力と根性をお持ちであればプロ・アマ・性別を問いません。
なお、JBT2025では一部区間で足切りタイムを設けます(リタイヤ扱いとなります)。
審査・採点規定
審査・採点項目
- 車両(重量、走行後車検)
- プレゼンテーション(制作技術、アイディア等)
- ヒルクライム(2ステージ、順位)
- グラベルライド(1ステージ、規定時間との差分)
- 輪行審査(タイム、技術)
- 快適性(泥はね、他検討中)
審判
審判は5名とし、2025年5月を目途に選任・依頼の上 当WEBページ上に掲載します。
審査・採点内容の詳細については「Japan Bike Technique 2025 審査・採点規定」をご覧ください。
応募参加規定
参加応募規定の詳細については、「Japan Bike Technique 2025 参加規定」をご覧ください。
チームカテゴリ
カテゴリーはチーム識別の為に設けています。カテゴリーによる審査等の区別は行いません。
また、電動アシスト車については区分をしません。同一土俵での比較となります。
- ビルダー
・自身でフレームの設計・制作およびパーツ組付けを行い参加するチーム
・自転車メーカが同様に制作を行った場合もこのカテゴリーとします
・アマチュアビルダーもこのカテゴリーに含めます - ショップ
・フレームの制作をビルダーに依頼するが、設計と組付けを自身で行い参加するチーム
・個人がショップ等を介し同様に制作を行った場合もこのカテゴリーとします - オープン
・フレーム(マスプロ・オーダーを問わず)を購入し自身で組み立参加するチーム
(プレゼンテーション時間は5分とさせて頂き、その際に審査員よりの講評をさせて 頂きます。採点・順位付け対象外とします)
参加申し込み・参加費用
●参加申し込み受付:2025年4月1日開始予定(4月末締め切り予定)
●参加費
・3万円(ビルダー/メーカー/ショップ)
・1万円(オープン)
学割制度を設けています。申し込みに際し事務局に相談願います
仕様書提出
参加申し込み後、事務局にて申し込み内容の審査を行います。
(申し込み内容によっては参加を受け付けない場合があります)
審査後、参加を受け付けたチームは2025年5月末までに制作作品の仕様書を事務局に提出頂きます。
(仕様書の書式はJBT WEBよりダウンロード可能です)